ゆるぶろ

のんびりまったり、好きなものだけ詰め込んでいこうと思います。時々病気の話もします。

【統合失調症】オープンダイアローグの勉強②

引き続き、ゆるです。
連投すみません。
記憶が薄れないうちに、書きかき(;´・ω・)


先ほど、オープンダイアローグの発祥の地、フィンランドの特徴というか、医療の素地のようなものを書きましたが、今回は本筋、最初にオープンダイアローグを取り入れた、西ラップランドにある、診察室のない病院、ケロプタス病院の例をご紹介します。



どんな治療?

簡単にいえば、くすりをなるべく使わない、「対話」を主体とした治療です。


まず、患者や家族からのSOS発信から、オープンダイアローグは始まります。
24時間体制の電話相談を地域の医療センターが受け、電話をうけた人間がメインパーソンとなって責任をもって、医師・セラピスト・看護師などからなる医療チームを発足させます。その後、緊急性があれば、その場で医療チームを現地へ向かわせ、「対話治療」が始まるのです。
「対話」が主体になっているため、診断や治療方針の決定は、患者のいないところでは行われません。目の前で医療者がカンファレンスをしているといえば、分かりやすいでしょうか。患者がその会話に介入することも可能だそうです。



わたしが凄いと思ったのは、以下のふたつ。


・24時間体制の電話相談

 これはセラピーの講習をうけた資格をもった人間が行うそうで、まず一番最初の「対話」です。夜中であろうと、具合が悪くなれば予約など関係なしに対応してもらえる。いつでも相談できる。その安心感は半端ないですよね。


・24時間体制の訪問医療

 日本の精神病院は混雑しているところがたいへん多く、診療まで二時間三時間待ちは普通です。はっきり言ってしまえば「具合がよくなければ病院に行けません」。オープンダイアローグでは、この医療の入り口、最初の難関である「通院」がないのです。


 また、訪問医療といっても、これも患者の意思によります。自分のテリトリーに入られるのが嫌な患者さんは近所の喫茶店でもかまいません。あくまで「患者がどうしたいか」を第一に考えられた方法なんだな、と思いました。



オープンダイアローグを導入した結果は?

フィンランドでも日本でも、同じくすりを使っているそうですが、
統合失調症の対象者の40%は、入院しなかったそうです。
一年以上長期入院した人は、なんとゼロ。


これが、入院させてもらえなかった結果なのか、それとも本当に必要なかった結果なのかわかりませんが、ハートネットTVの調査では、30年前には162床あったベッド数が、現在は22床まで減っているということです。


また、これは雑談の中で出てきたので、どこの調査なのかわからないのですが、アメリカではくすりを飲んでいる人といない人の比較調査で、飲んでいない人のほうが仕事復帰率が高かったという報告があるそうです。


※わたしは現在も服薬中です。くすりは医師の指導の下、正しく服用するものだと思っています。この記事を読んで自己判断で服薬中止はしないでくださいね。



雑感

オープンダイアローグとは、治療方法の変換というよりは、治療者の意識改革といったほうが良いような気がします。日本のさいたま市や所沢市でも、オープンダイアローグは始まっていますが、患者が「こうしてほしい」と思ったことを実践すると、オープンダイアローグになるような気がするんですね。



また、統合失調症では、はなす(外的会話)、きく(内的会話)、このふたつが自在にできるようになるまでには、ある程度沈静化が必要だと思います。そこのところをどうしているのか、今回は知ることができませんでした。ちらっと雑談に出ていたのは、「たおす」というキーワード。これは床に倒すということなのかな? (アメリカなどでは興奮時には倒すと訴えられるので、担ぎ上げられるといっていました)


少し前にニュースになっていた「拘束」などは、日本より圧倒的に少なく、日本が1日、一週間単位なのに比べ「何分」単位だということも言っていました。





今回の勉強会では、フィンランドの現状と、オープンダイアローグのあらましなどを学んだわけですが、残念ながら医療者の出席はたった3人。家族会の出席は5名でした。まだ知名度のない勉強会だといえばそれまでなんですけども、医療者の方の意識改革という点で、参加者が少なかったのはとても残念です。



最後に

ハートネットTVのオープンダイアローグ特集の中で、もっとも印象的だった一言を。



治療でもっとも重要なのは、患者を理解すること。
病名をつけることではない。



方法はどれでもかまいません。
日本でも、患者を理解してくれる医師が増えることを祈ります。
長々お付き合いありがとうございました!



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